振り返らずに、忘れよう

1年が経つのが本当に早い。
とはいえ、誰しも同じように時間は過ぎていっているのは分かってるし、別段に生き急いでる訳でもないのだけれど、時間の体感度が ここ数年は格段に早くなってるように感じる。
それを”トシをとったから”と感じるか、”充実”と捉えるかは人それぞれだ。
ヤり足りなかったこと、反省点など挙げるとキリがないが、こうして健康で、そして指を折って数えても余るほどの作品を世に出させて貰えたことは、”充実”以外のなにものでもないと思う。

 

毎年この時期になって、往く年の残り日数を数えるようになると、なぜか少しだけブルーになる。
自分は今年ちゃんとやれたか、出会ったり作品を聴いてもらった人たちに喜んでもらえたか、そして来年の今頃も仕事はあるのか(苦笑)、など。
この仕事をするようになって、ずっとそんなことばかり考えてるような気がする。

そんな理由もあって、この時期にBlogを書くのは本当に億劫だ。
面倒くさいというのではなく、気がのらない。
「ポジティヴではない自分を世界中にさらけ出してしまうということが恥ずかしい」と感じるほどセンシティヴな性格ではないが、でも少しくらいはカッコをつけたい(笑)。

 

 
さてさて、そんなことをウダウダうじうじと考えてる間に、今年ももう残り3日ほどになった。
12月の初旬に「あ、ブログを書かねば・・・」と思ってたはずなのだが、いつの間にかもう20日近く経ってしまってる。
広島から新幹線で都内へ戻る4時間弱は とても長く感じるが、ドキドキしながらタイトなスケジュールの作品を進めてたり『忘年会』という言い訳を肴に飲み歩いていた20日間は あっという間に過ぎる(苦笑)。
もっと言えば、カープの勝敗に酔ったり憂いたりしていた2016年の2/3は遥か昔のことのようにさえ感じるのだ。

だから、ちょっとだけブルーになる。
「オレ、ちょっとボケが入ってきてない?」 と(爆笑)。

 

今年1年も色んなことがあった。
去年よりは少しだけ頑張ったかな、とか振り返りたいが、思い出そうとしてみると本当に色んなことがあり過ぎて、振り返るのをヤメた(苦笑)。
そう、本当に色んなことがあった。

有頂天になりそうなくらい嬉しいことや良いことも沢山あったが、悲しいことや切ないこと、己の無力さを突きつけられるようなこともあった。
その一つ一つの出来事にあった感情は、1年という時間を過ごしていく間に膨大な量になっていて、振り返るとまた歩き出すのが大変になりそうだなぁ なんて思う。
だから、今年はもう己の過ごした1年を振り返る作業はしないでおこうと思うのだ。

 

 

今夜は、このあと19時から毎年恒例の<ミュージシャン忘年会>が開催される。
この業界の人なら誰でも名前を知ってる大ベテランから、まだ世に名前が出る前の若手まで、多くの音楽関係者が集まり(昨年は200人超)、貸切られたお店で ただひたすらに飲む(笑)。
この<ミュージシャン忘年会>が終わると、オレの2016年も仕事納めになる。

”今年を忘れる会”、・・・・・忘年会ってホントいい言葉だね。
今年あった色んなことは、もう振り返らずに忘れようと思う。

 

新しく迎える次の1年に対する抱負も ずっと変わらない。
真摯に音楽や作品と向き合うこと、そして常に自分の作品に厳しくあること。
これはBOSSから教えられたこと。

そして、オレが東京に出てきたときから 17年間ずっと思ってることを、また来年もカタチにしていこうと思う。

 

BOSSに教えられたこと2つ、そして自分の信念1つ、
この3つだけをギュッと握ってれば、また来年も なんか頑張れそうな気がする。

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